校長あいさつ


宮城県立西多賀支援学校
校 長  松 見 早 苗

百花繚乱の春真っ盛りを迎えました。暖かな陽気に誘われ,活動的な気分になります。本校では,4月10日に始業式,11日に入学式を終え,本格的に平成29年度がスタートしました。 今年度は,児童生徒数16名,教職員34名でのスタートとなりました。3月末に8名の先生方が異動となり,4月に新たに5名が赴任しました。職員数は少し減りましたが,職員一人ひとりが子供たちへのきめ細かな対応を心掛けていきたいと思っております。 また,今年,本校は60周年を迎え,9月29日(金)には文化祭に併せて記念式典を実施する予定になっております。ぜひ多くの皆さんにご出席いただければと思います。 さらに,来年度は,仙台圏域の知的障害の支援学校の狭隘化対策の一環として,本校に知的障害(重度重複)の児童生徒の受け入れを開始する予定になっています。今年の10月からは,その受け入れのため2階フロア部分の改築工事を開始します。工事車両等の出入りがあり,ご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが,ご協力をお願いいたします。
  以下,今年度の目指すところを紹介いたします。

学校教育目標
  「自らの病気や障害を乗り越え,
        力いっぱい努力し明るく生きがいのある生活を
                おくることのできる児童生徒を育てる」


努力事項
1 現職研修の充実
 ・一人一人を生かす授業の実践と研究
 ・各種研修会の実施による専門性の向上
 ・筋疾患児童生徒の支援及び教育の研究
 ・知的併置に係る重度重複障害児教育の実践研修
2 学習指導の徹底
 ・児童生徒の実態に応じた指導と基礎学力の定着
 ・児童生徒のコミュニケーション能力の育成
 ・教材の精選とICT活用を含む指導法の工夫
 ・教員間の連携や協力体制の構築
 ・統一性,互換性のある「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」の作成
3 地域支援事業の推進
 ・病弱教育の理解と啓発の推進
 ・病弱・身体虚弱児教育に係る小,中,高等学校等への教育支援
 ・入院する児童生徒を対象にしたアウトリーチによる教育支援
 ・病弱児童生徒の進路達成に向けた支援体制の充実

来年度への知病併置へ向けての研修会も積極的に実施し,教職員の資質向上に努めてまいります。また,教材研究を大切に,児童生徒がわかる楽しい授業を心掛けたいと思います。昨年度の学校評価での課題としてあがった,コミュニケーション能力の育成も新たに努力事項として掲げました。学部,コースを超えて積極的に交流を図るとともに,地域のみなさんや,近隣の小・中学校・高等学校等との交流も工夫して実践につなげていきたいと考えています。  さらに,県内には仙台西多賀病院以外にも入院して,学習したくもできないで困っている子供たちがいます。本校の地域支援事業の一環としてのアウトリーチによる教育支援も新たに努力事項として加え,本校の存在や活動をより積極的にPRし,困っている人たちのお役に立てればと思います。

 始業式で子供たちに今年度の目標として2つのことを話しました。「たくさん笑おう!」と「感謝して学ぶ1年にしよう!」ということです。いつも笑顔を心掛けると自分はもちろん周りも楽しい気持ちになれること。“おかげさん”という感謝の気持ちを人に限らずすべてのものに持って生活することが大切なこと。子供たちは真剣に聞いてくれたと思います。我々教職員もいつも笑顔を絶やさず,仙台西多賀病院をはじめ,保護者のみなさま,地域のみなさま,そしてすべてのものに感謝の気持ちを忘れず,今年度も全力で取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。